RIZIN MMA ルール
ラウンド
5 分 3 ラウンド、10 分 + 5 分の 2 ラウンド。それ以外は特別ルール。10 分 + 5 分の 2 ラウンドはライジン初期に採用されており、最後に採用されたのは 2018 年 12 月の RIZIN.14 で、最近は 5 分 3 ラウンドが主流となっています。
判定
もっとも評価されるのは一本・KO に近づく「ダメージ」。その「ダメージ」の場面を作れなかったときは、積極的かつ攻撃的だったかを評価する「アグレッシブネス」。そこでも差がなければ、試合のペース、ポジションなどを評価する「ジェネラルシップ」
- ダメージ D - (配点: 50)
- アグレッシブネス A - (配点: 30)
- ジェネラルシップ G - (配点: 20)
2020 年 11 月 に行われた RIZIN.25、RIZIN 初代フェザー級タイトルマッチ。この一戦では朝倉選手がフラッシュダウンを二度奪うも、ダメージは両者ともに 0 。
一方、2022 年末に行われた武田光司 vs. ガジ・ラバダノフでは、ガジ・ラバダノフ選手にダメージ 50 点が加算されていました。この場面は見ていてとてもヒヤヒヤしました。
もしもこの試合で武田選手がアグレッシブネスとジェネラルシップの両方を取り 50-50 となったとしても、ダメージが優先されガジ・ラバダノフ選手の判定勝ちとなります。
参考として 2023 年 5 月に行われた、RIZIN.42 から井上直樹 vs フアン・アーチュレッタの判定結果を見てみましょう。
■ 第 12 試合 RIZIN MMA ルール バンタム級(61.00kg) 5 分 3R
× 井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム/60.90kg)
判定 0-3
〇フアン・アーチュレッタ(米国/60.15kg)
レフェリー:福田正人
ジャッジ:
松宮智生/青・アーチュレッタ [D 0-50/ A 0-30/ G 20-0]
石川喬也/青・アーチュレッタ [D 0-0/ A 0-30/ G 20-0]
橋本 貴/青・アーチュレッタ [D 0-0/ A 0-30/ G 0-20]
一般社団法人日本 MMA 審判機構 Facebook から抜粋
井上選手も何度か一本を取れるかという場面もありましたが、アーチュレッタ選手は打撃でダウンを奪い、もう少しで一本という場面を最終ラウンドで披露しました。しかし、ダメージをアーチュレッタ選手につけたのは一人のジャッジのみ、他2名のジャッジは大差はないと判断したようです。アグレッシブは満場一致でアーチュレッタ。ジェネラルシップは2名のジャッジが井上選手に付けました。1 ラウンド目は井上選手が完璧にコントロール、2,3 ラウンドでアーチュレッタ選手が巻き返したか。
有効な打撃
頭突き、金的攻撃、かみつき、後頭部・延髄・脊髄への打撃攻撃などの反則を除き、あらゆる打撃、投げ、絞めが認められている。
これはダメですね🙅♂️
スタンド(立った状態)、及びグラウンド(寝ている状態)のポジションに関わらず、頭部・顔面への攻撃が認められている。グラウンド状態においても、いわゆるサッカーボールキック、踏みつけ、膝蹴りによる頭部の攻撃が可能である(ただし、グラウンド状態での頭部へのヒザ蹴りに関しては、両者の体重差が 15 キロ以上ある場合は、体重の軽い方の選手に実施選択権が与えられる)。
下方向に向けて打ち降ろす肘打ち(12 時から 6 時の肘打ち/12to6)も有効な打撃です
Bellator MMA ユニファイドルール
ニュージャージー州のアスレチック・コントロール・ボードが中心になって制定した MMA ユニファイド・ルール。世界最大の格闘技団体 UFC などが採用しているルール。
ラウンド
通常は 5 分 3 ラウンド、タイトルマッチやメインイベントはタイトルに関わらず 5 分 5 ラウンド。
判定
Bellator は、ユニファイドルールに採用された 10 ポイント・マスト・システムに従っています。このシステムでは、ラウンドごとにラウンドを制した選手には 10 ポイントが与えられ、敗者は 9 ポイント以下を獲得します。もし審判がラウンドを同点と判断した場合、そのラウンドのスコアは 10-10 となります。ラウンドマストとも呼ばれる。
ポイントを決める際の優先順位は以下の通り。
- 有効な打撃・グラップリング
- アグレッシブネス 1 が 100 % 同じ場合にのみ適用
- エリアコントロール 1,2 が 100 % 同じ場合にのみ適用
禁止されている攻撃
頭突き、金的攻撃、かみつき、後頭部・延髄・脊髄への打撃攻撃などの反則などに加えて
下方向に向けて打ち降ろす肘打ち(12 時から 6 時の肘打ち/12to6)
* グラウンド・ ポジション の相手の頭部への膝蹴り/キック
サッカーボールキック、踏みつけなど
* グラウンド・ ポジションにある選手とは、足の裏以外の身体部位がマットについた状態の選手のことをいう。ただし、指 1 本ないし複数本だけをマットについた状態を除く
これもダメです 🙅♂️
そしてこの後、何故かスタンドで再開。
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